変に嘘をつかなくてよかった。
「あんな人たちと連んでるって知って、幻滅した?」
華生くんの言葉に、すぐに首を横に振った。
そんなこと、あるわけないよ。
同じグループだからって、ふたりとfatalのみんなは別だ。
「幻滅なんてしないよ。私は、ふたりが優しいこと知ってるもん。他の人と、弥生くんと華生くんは違うよ」
私はそう言って、ふたりの頭を撫でた。
「由姫……」
ふたりから、同時にぎゅっと抱きつかれた。
力が強いから苦しいけど、今はなんだかふたりがかわいく見えた。
じゃれつく子猫みたい……ふふっ。
「大好きっ……もし誰かに意地悪なこと言われたら、すぐに俺たちに言ってね」
「由姫のためなら、先輩でもなんでも黙らせてやる」
弥生くん、華生くん……。

