総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜



ふたりは私の言葉に、なぜかとても安心したような表情になった。

ほっと、安堵の息を吐いた弥生くんと華生くん。



「そうだよね……!間違えただけだよね……!」

「ふふっ、由姫ってばおっちょこちょいだな~」



さっきまでの重たい空気は消えて、いつも私たちの間に流れているような和やかな空気に戻った。

バレないように、私も安堵の息を吐く。

間違えて入った、だけで納得してくれてよかった……。



「あれ、fatalの第二アジトなんだ」



もちろん知っているけど、「そうだったんだ」と知らないふりをする。

ごめんね、ふたりとも……。



「もしかして、中にいた人たちに何か言われたりした……?」



華生くんが、心配そうにそう聞いてきた。

ふたりは、いったいどこまで聞いたんだろう……?