来てくれたことも知らなかった。
もしかしたら、蓮さんが気を使って断ってくれたのかもしれない。
「由姫、大丈夫だったか?」
自分の机で仕事をしていた舜先輩も、こっちへ歩み寄ってきてくれた。
「治ってよかった。心配したぞ」
滝先輩も、いつもの無表情のままだけど、心配してくれたのが伝わってくる。
「ご心配おかけしました……!もう平気です!」
笑顔でそう言って、皆さんに頭を下げた。
「遅れた分、しっかり働きますので!」
「無理は禁物だ。今週はそれほど仕事が溜まっていなかったから、気にしなくていい」
「ありがとうございます」
忙しい時期ではなかったようで、少しだけほっとする。

