「わ、私が生徒会室に忘れものをしちゃって……それで探してくれてたの!」
「総長が直々に?」
「ほ、他の人が出払っていたみたいで、その日に必要なものだったから……」
なんとか言い訳を繰り返すと、拓ちゃんはそれ以上は追求してこなかった。
よかった、ごまかせて……。
「由姫が生徒会に入るって、ほんとだったんだ」
そういえば、海くんって幹部なのに生徒会には入ってないのかな?
生徒会室で一度も見かけたことはないけど……そのうち会えるかな?
「ほんとだよ。だからこれからは、放課後行かなきゃいけないの」
みんなと宿題をしたり遊びに行く機会も、必然的に減ってしまう。
「「えー!!!」」
私の言葉に、弥生くんと華生くんが顔を真っ青にした。

