納得してくれたのか、「そうだったんだな」と驚いた様子の海くん。
「ほんと、びっくりしたよあれ……」
「ね、なんかすごい形相できたし……nobleの総長とか久しぶりに見た」
蓮さんがきた時、華生くんと弥生くんもいたんだ。
ふたりの反応に、そう察する。
「……なんだその話、俺は聞いてないぞ」
あ……た、拓ちゃん……。
どうやら、拓ちゃんはいなかったらしい。
眉間にこれでもかとしわを寄せた拓ちゃんに、苦笑いがこぼれる。
「由姫が休んだ前日だったかな?氷高は由姫がいないならってとっとと帰っちゃったから」
「なんでnobleの総長が由姫を探しに来るんだよ」
確かに、ちょっとおかしな話だよねっ……。
みんなは私が蓮さんと交流があることを知らないし、そんなすごい人と私に接点があることに違和感を感じるだろう。

