変わらない光景に、笑みがこぼれた。
「女子寮だとやっかいだよな。お見舞いいけないし。ひとりで大丈夫だった?」
そういえば、男の子は入れないのか。海くんの言葉にそう思ったけど、そのルールがあってよかった。
私が女子寮にいないこと、バレるところだったっ……。
「う、うん!平気だったよ!」
なんとか自然な笑顔を浮かべながら、そう返事をする。
「次風邪引いた時は、俺たちの部屋に来て!」
「看病してあげるから!」
ぎゅっと両端から抱きつきながらそう言ってくれる弥生くんと華生くん。
「ふふっ、ありがとう」
「おいくそ双子!!いい加減離れろ!!」
拓ちゃんが、弥生くんの椅子の足を蹴った。
今の状態は、私の席の両隣にふたりが椅子を持って来て、隣に座っている状態。

