総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜





「ちっ」と舌打ちをし、ふたりを離した拓ちゃんにほっとする。


「3日休むとか相当熱出たんじゃないか?」



再び席について、そう聞いてくる海くん。

私もカバンをかけて、自分の席に座った。



「ううん、そんなことないの。3日目には熱は下がってたから」
「そっか、無理するなよ」

「……にしても、なんでこいつと登校して来たの?」



華生くんが、横目で拓ちゃんを見ながら不満そうにしている。



「寮の前まで迎えに来てくれたの」



笑顔で伝えると、華生くんと弥生くんはなにやら悔しそうに歯を食いしばった。



「抜け駆けしやがってっ……」

「ストーカー野郎っ……」

「その口引き千切んぞカス双子」



相変わらず拓ちゃんとふたりは不穏な空気だけど、なんだかいつも通りで安心する。