「うん!心配かけてごめんね」
ほっと、安心した様子で頰を緩めたふたり。
ふふっ、かわいいなぁ。
なんだか、弟が増えたみたい。
微笑ましくて、ふたりを見つめていると、拓ちゃんの手が伸びてきた。
「お前ら由姫に触んじゃねーよ」
弥生くんと華生くんの首を掴み、子猫を持ち上げるように引っ張る拓ちゃん。
首がしまって、ふたりは苦しそうにしている。
「は、離せ猫かぶり!!」
「やめろなんちゃって一匹狼!!」
「てめーら……」
な、なんだか不穏な空気っ……。
「ほら、由姫困ってるだろ」
海くんが間に入ってくれて、拓ちゃんをなだめた。

