風邪のせいで生徒会も休んでしまったから、遅れは取り戻さないと。
「それじゃあ、そろそろ教室行こっか」
拓ちゃんの言葉に時計を見ると、もうHRが始まる20分前だった。
私はこくりと頷いて、残っていたイチゴミルクを飲んだ。
教室に着くと、もうほとんどのクラスメイトが登校していた。
その中に、3人の姿も。
「「由姫ー!!!」」
弥生くんと華生くんが飛びついて来て、両端からぎゅっと抱きしめられる。
ちょっと苦しかったけど、ふたりがかわいくて笑みが溢れる。
「みんなおはよう」
そう言うと、席に座っている海くんも「おはよ」と笑顔で返事をくれた。
「風邪大丈夫?」
「もう治った?」
心配そうにじっと見つめてくる弥生くんと華生くんに、こくりと頷く。

