総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜



夏目さんと秋人さんは絶対無理。女癖悪いしすぐ手が出るし、最悪。



「…………は?」



突然、風紀室に響いた声。

それは春季さんのもので、聞いたことのないような、動揺を含んだ声だった。



「当分連絡取れそうにない、って……」



ぼそっと、ひとりごとのように何か呟いている春季さん。

その表情はまるでこの世の終わりみたいに青ざめていて、ひどい喪失感にかられているみたいだった。



「……っ」

「どした~春季」



心配……しているわけではなさそうだけど、声をかけた秋人さん。

それを無視し、春季さんはおぼつかない足取りで立ち上がった。
教室を出て行くつもりなのか、ドアのほうに向かって歩いている。