夏目さんはソファでスマホをいじっていて、春季さんも仮眠用のベッドに腰掛けながら、じっとスマホを見ている。

穴が開くほど見つめている姿に、疑問に感じた。



「お前昨日からずっとスマホ見てるよな」



夏目さんも思っていたのか、春季さんにそう投げかけた。



「……」

「無視すんな」

「……」



どうしたんだろう……まあ、別に関係ないか。

fatalはあんまり干渉し合わないし、仲間意識も低い。

俺たちも、夏目さん秋人さん春季さんに関しては、立場上したがっているけど慕ってはいなかった。