すると、少しして春ちゃんからまた連絡が来る。



《また時間できたらいつでも電話してね》

《深夜でも早朝でも出るから》

《大好きだよ、サラ》



最後の一文に、ひどく胸が痛んだ。



「私も、大好きだったよ春ちゃん……」



下唇を、きゅっと噛み締めた。

こんなことになるなんて、少しも思ってなかった……。

スマホを、そっとベッドの横に置く。

結局何がほんとなのか……変わってしまったことには、何か理由があるのかはわからない。

でも、きっとどんな理由があったとしても、私はもう春ちゃんを信じることはできない。

浮気した春ちゃんのこと、これ以上好きで居続けられない。

涙が出そうになったけど、ぐっと堪えた。