考えるのは自然と、これからのことだった。
fatalのみんなとは……きっと、自分から動かない限りは会うこともないだろうな。
こんな形でみんなとの関係が切れるのは嫌だけど……今のみんなとは、仲良くできないよ。
私が大好きだった、優しくて正義感の強い“fatal”はもう存在しない。
その事実を、私はようやく受け入れ始めていた。
でも、この変装……春ちゃんが気づかなかったってことは、これ以上サラだって気づく人はいないだろうな。
南くんはイレギュラーとして、今思えば拓ちゃんも、私が名前を言うまでは気づかなかったんだから。
バレる心配はきっとない。
もう……サラの名前は捨てよう。
白咲由姫として、私はこの学園で生活するんだから。

