「ああ。」
満足げに笑った蓮さんは、着替えが終わったのか学校に行く準備万端だ。
「2限が終わったら帰ってくるから」
「ぜ、全部受けてください……!」
冗談には聞こえない言い方に、慌てて意義を唱える。
「なんかあったら連絡しろよ?」
不満そうだけど、ちゃんと言うことを聞いてくれる蓮さんに微笑む。
「いってらっしゃい蓮さん」
「……」
……あれ?
なぜか固まってしまった蓮さんの目の前で、手を振った。
おーい、蓮さーん……?
「どうかしましたか?」
「いや……」
蓮さんはなぜか口元を顔で覆いながら、視線を私からそらす。

