総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜




「ふふっ」



ずっとそばにいてくれてたのかな……。

蓮さんって、普段はキレイな系統のお顔だけど、眠っている時は子供みたいなかわいさがある。

見ていると、自然と笑みがこぼれた。

空いているほうの手を何気なく動かした時、枕元にスマホが置いてあることに気づいた。

スカートのポケットに入れていたから、着替えさせてくれた人が出してくれたのかもしれない。

そういえば、風邪で休むこと誰にも連絡してないっ……。

蓮さんが学校に連絡してくれたって言ってたけど、一応伝えておいたほうがいいかも。

そう思い、スマホの画面を付ける。



「わっ……」



真っ先に飛び込んできた通知の数に驚いた。

メッセージ20件……電話着歴28件……!



「れ、蓮さんからすごい数の着信が……!」



電話の履歴は、ほとんどが蓮さんからだった。