総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜






「心配すんな。あんまり行ってないし」

「そ、それはもっとダメなんじゃ……」



ベッドも占領して眠ってしまったし、蓮さん昨日もゆっくり眠れなかったんじゃないかな……。

「私、部屋に戻りますねっ……」



起き上がろうとした時、軽いめまいに襲われた。

同時に頭痛も来て、またベットに倒れる。



「こら、無理すんな。気なんか使わなくていい」



蓮さんは私の首まで布団をかけてくれて、邪魔な前髪をそっと上げてくれた。



「迷惑とか、そんなこと思うわけないだろ。弱ってる時はちゃんと甘えろ」



蓮さん……。



「つーか、学校行っても由姫が心配で授業どころじゃない」



ふっと笑った笑顔は、見惚れるほど綺麗だった。