蠡亜「え、じゃぁ何に宜しく…なんですか?」
テン テン テン チーン
佑太「駄目だ、こいつ。」
錬矢「話の趣旨が伝わってないな。」
『いや、まず俺らが誰かっていうのを明かさないと。』
だって俺が純庵だってこと以外何も知らない連中だからね。
『ハイ、自己紹介ッ!錬兄からッ!』
錬矢「……………」
あ!今めっちゃ怪訝そーな顔したな!?
『錬兄…?黒笑』
錬矢「俺の名前は日宮錬矢。李苑の副総長を務めている。」
佑太「相変わらず殺気の効き目半端ねぇー。」
錬矢「煩い、黙れ、寝言は死んで言え。」
佑太「んだと、ゴラぁぁ!!?」
錬矢「やんのか、てめぇ!」
あー、いやはや。
やる気があるんだろうか。
殺伐としたこの空気がもぅ緊張の一欠片もない状況に変わってしまっているよ。
ギャーギャー
ワーワー
………………………。
そろそろ怒ってもいいよね?
もぅ怒っていいよね?
流石にいいよね??
うん、怒ろう。←結局自己解決なんだね。
『てんめぇらぁ!!!やる気あんのか、あ”ぁ”ん!?いい加減にしろよ?はよ自己紹介せんかい!!!』
俺以外「ビクウッ」


