佑太「あのなぁ、まずは目覚められたことに喜べよ!」
えー、そんなこと言われてもー。
『……ワーイ。』
佑太「露骨!!!」
佑兄はいつもと変わらんな〜。
錬矢「………。」
ギュッ
『ぅわっ!!?』
錬矢「心配、した…!!」
錬兄なんか急に泣き出した!?
え、大丈夫!?大丈夫!!?
『錬兄…』
父「俺もだぞ…樹里ぃぃぃ!!!」
ギューーーッ
ギャーー!!!
母「今日くらいは甘えさせてやって?お父さんずっと樹里のために病院探したり治療してくれる医師を探したりしてくれてたんだから。」
え、そうなの…?
父「俺だけじゃないぞぉ!!樹庵のみんなや夜炎のみんな、錬矢や佑太も頑張ったんだからな!!お前のために!(`;ω;´)b」
みんな…
『…あ、あり…がとう…みんな…』
私はふにゃっと笑った。
母「きゃーーー!!かわいい!!!お母さん写真撮っちゃうわ!!パシャパシャ」
錬矢「それあとで俺に送って、母さん。」
佑太「俺にも!!友達に自慢する!!」
父「俺にも送ってくれ!!携帯の持ち受けにするからッ!!」
はっ、えっ、ちょっ…!
『やーーめろぉぉぉーーーー!!!!』
私の雄叫びは、病院全体に響き渡ったという。


