夕方にコーヒーを飲んだのが間違いだった。

どうやら、僕はカフェインがよく効く体質らしい。

布団の中で深夜3時を迎えながら、僕は眠れない辛さを身に感じる。


「しまったなぁ…明日は学校なのに」


もうこのまま寝ずに学校に行くか…?
いやいや、それだと授業中に眠くなって支障が出る。

なんとしてでも、寝なければ。



…もし寝れたとしても起きれるのか?

最悪な未来が頭によぎる。


スマホを手に取り、アラームを3分刻みにセットしておいた。

「これで安心して眠れる」

…そういって瞼|《まぶた》を閉じると、
一人の女の子が頭に思い浮かんだ。