奇跡の様に産まれた私

「じゃあ凛また明日ね」

「バイバイ小雪　元気出しなよ」

「ありがとう」

凛と別れて正門を出て離れた所に黒塗りの車

清水さんが降りてドアを開けてくれた

「おかえりなさいませ　小雪様」

「ただいま清水さん」

私は車に乗った

清水さんに宗さんの事を聞いた

「ねえ清水さん⁇」

「どうされました⁇」

「宗さんの事だけど…」

「旦那様がどうかされました⁇」

「どんな人⁇
私あまりわからないから…」

「それはとても素敵な方ですよ」

待って！今素敵な人って⁇

「どう言う所が素敵なんですか⁇」

「これから小雪様も旦那様とご一緒に
生活されているとわかられると思います」

絶対わからないでしょう！

あの浮気悪魔の事なんて

「私みたいな運転手さえも心遣いをして
下さいます」

「そうは見えないけど…」


あっ！でも朝食を作っててくれた⁇

まああれは昨夜のお詫びだろうから

「無愛想な所に優しさがあります
ご自分の気持ちを素直に表現されない方です
だから誤解を招く事が多々ありますが…
一度旦那様の気持ちを知ったら
誰もがこの人の為ならと思うのでございます
それが高宮　宗なんです
喋りすぎました
申し訳ありません
小雪様もいつかお分かりになられますよ」

自分の気持ちを表現出来てますけど

だからあんな場所で女性と

キスができるのよ！

清水さんの話を聞いていたら

マンションについた

コンシェルジュの太田さん

「小雪様おかえりなさいませ」

「ただいま　太田さん」

エレベーターに乗って最上階へ