奇跡の様に産まれた私

髪を乾かしてからゆっくりドアを開けた

静かにリビングを通った

宗さんがいない事を祈り

まあいた所でほっとけばいいか

宗さんの横を通り過ぎる時

「おい」

声をかけられた

「はい」

「俺が必要な時に声をかけるって
言ったよな⁇」

「今必要ですか⁇」

「あ〜必要だから声をかけた」

「なんですか⁇
私明日学校なんで寝たいんです
色々ありすぎて」

「ここに来い」

見ると宗さんが座っている隣を

ポンポンしてる

逆らえない

渋々隣に座った

宗さんはワインを飲んでいた

「何か飲むか⁇」

「いいえ
用件はなんですか⁇」

「用件なんてない 夫婦の時間だ」

「はあ⁇夫婦ねえ」

「私貴方と夫婦と思ってませんから
ただの同居人です」

「これでも同居人って言えるのか⁇」

と言ってキスをしてくる

逃げようとと思っても後頭部を

抑えられて逃げられない

キスは深くなってくる

何度も角度を変え

こんなキスした事ない

どうして…

宗さんの胸を突き飛ばした

「キスしたければ違う女性として下さい
そんな事されても私の中では同居人です」

そう言って部屋に入った






理性が保てなくなった…

本当は優しく話をするつもりだったのに

また泣かせた…

大人気ないなあ

小雪を見てると…ましてお風呂上がり

の姿を見ると…

罪悪感でいっぱいだった