玄関を開けた
さっき太田から小雪が帰って来たと聞いた
無事でよかったと安心した
でも小雪の行動が気になる
宗さんが部屋に入ってきた
「こっちに来い」
腕を掴まれリビングに
少し怒りに満ちた声だった
「なぜ帰った⁇」
なぜ帰った⁇そこを聞きますか⁇
「食事に行くと行ったはずだ」
「私お腹すいてませんから」
「お腹すいてなければ帰るのか⁇」
「貴方は行かれてもよかったんじゃあ
ないですか⁇私じゃなくても…」
「まさか…お前!見てたのか⁇」
「見たくなくても見えました
あんなに堂々とされていては!」
見られていた!
着替えているからと思っていたが…
やってしまった…
守るはずが…
「妬いてるのか⁇」
この人何言ってるの⁇
「妬いてません!
ただ結婚したのに…あんな事します⁇
急にお見合いして、好きでもない人と
そのまま入籍して、あんな所見せられて
ついていけません
まあまだお互い知らないのが幸いです
私を家に帰らせて下さい」
私は泣きそうだった
「それはダメだ」
「はあ⁇」
「このまま結婚生活は続ける」
「はあ⁇おままごとじゃないんですよ」
「わかってる」
「わかってません!
私に貴方のわがままに付き合えと⁇
仮に貴方がこの部屋に女を連れ込んでも
黙っていろと⁇」
「そうだな
まあこの部屋に女は入れない」
「そうだな⁇
この部屋に女は入れないけど
外では浮気するって事ですか⁇
それを黙認しろと…
だったら私も自由にさせてもらいます
貴方は何もするなと言われるなら
何もしません
勝手にします
私は一生貴方を好きになる事もないです
ただの同居人で」
好きになる事もない…
同居人…
自分の浅はかな行動でこんなにも小雪が
心を痛めてしまったなんて…
浮気なんてするはずない!
小雪だけを思っている
このマンションに女なんか入れない
入れるはずない
ここは小雪との世界だから…
どう小雪に言ったらいいのか…
いい歳して俺は…
自分を責めていた
小雪との生活は壊さない
さっき太田から小雪が帰って来たと聞いた
無事でよかったと安心した
でも小雪の行動が気になる
宗さんが部屋に入ってきた
「こっちに来い」
腕を掴まれリビングに
少し怒りに満ちた声だった
「なぜ帰った⁇」
なぜ帰った⁇そこを聞きますか⁇
「食事に行くと行ったはずだ」
「私お腹すいてませんから」
「お腹すいてなければ帰るのか⁇」
「貴方は行かれてもよかったんじゃあ
ないですか⁇私じゃなくても…」
「まさか…お前!見てたのか⁇」
「見たくなくても見えました
あんなに堂々とされていては!」
見られていた!
着替えているからと思っていたが…
やってしまった…
守るはずが…
「妬いてるのか⁇」
この人何言ってるの⁇
「妬いてません!
ただ結婚したのに…あんな事します⁇
急にお見合いして、好きでもない人と
そのまま入籍して、あんな所見せられて
ついていけません
まあまだお互い知らないのが幸いです
私を家に帰らせて下さい」
私は泣きそうだった
「それはダメだ」
「はあ⁇」
「このまま結婚生活は続ける」
「はあ⁇おままごとじゃないんですよ」
「わかってる」
「わかってません!
私に貴方のわがままに付き合えと⁇
仮に貴方がこの部屋に女を連れ込んでも
黙っていろと⁇」
「そうだな
まあこの部屋に女は入れない」
「そうだな⁇
この部屋に女は入れないけど
外では浮気するって事ですか⁇
それを黙認しろと…
だったら私も自由にさせてもらいます
貴方は何もするなと言われるなら
何もしません
勝手にします
私は一生貴方を好きになる事もないです
ただの同居人で」
好きになる事もない…
同居人…
自分の浅はかな行動でこんなにも小雪が
心を痛めてしまったなんて…
浮気なんてするはずない!
小雪だけを思っている
このマンションに女なんか入れない
入れるはずない
ここは小雪との世界だから…
どう小雪に言ったらいいのか…
いい歳して俺は…
自分を責めていた
小雪との生活は壊さない



