奇跡の様に産まれた私

部屋に入ると広いリビンング

無駄な物は一切ない

必要最低限の物だけある

シンプルでいいけど…

宗さんに家を案内してもらった


リビングにもどり宗さんは私の前に立ち

じっと私を見た

吸い込まれそうな瞳

メガネをかけているから分かりにくいけど

この瞳で見られたら動けない

「言っておく!
俺のことは何もするな!
お前はただここにいればいい
必要な時に俺から声をかける」



この言葉が結婚して初めて言われた言葉



どうして私と結婚したんですか⁇



もういいか…考えるだけ無駄…

これだけ色々起きてるんだもん

「はい!わかりました 」

そう言うしかなかった…

宗さんはそのまま自分の部屋へ





しまった!

どうしてあんな言い方しか出来ない

たぶん誤解しただろう

俺の事は何もしなくていいんだ

小雪さえここにいてくれたら

それだけで幸せだと思っているから

自分が小雪にしてやりたいから…

いつも指摘される

言葉が足りないと…

だから周りからよく誤解を受ける

わかっているけど…どうしたら…

特に小雪の前だから…

どう接していいのか…