「持ってくるな」
彼女が可愛すぎて、ぽんぽんと頭を撫でてから自分の部屋へと向かった。
テーブルの上に置いておいたやーくんを持って花莉の元へと戻る。
「ほい」
「ありがとう!!」
やーくんを渡すと、嬉しそうな表情をして受け取って、チョコレートの花束の周りに置いてくれた。
すぐに カシャッ と聞こえてくるシャッター音。角度を変えて、何枚も何枚も写真を撮っている。
撮影会が始まったみたいだ。
「それ持って写真撮ってやろうか?」
写真を撮り続ける花莉に声をかけてみたら、
「い、いいの!?」
更に瞳を輝かせる。
「あぁ。それ持ってそこ座って」
ベッドを指さすと、花莉はチョコレートの花束とやーくんぜーくん、しゆくんを持ってちょこんと座る。
俺は自分のスマホをポケットから取りだして、花莉へと向けた。



