「詩優が迷子になったりしたけど…今日1日がすごく幸せだったよ…
あ、もちろん詩優といると毎日幸せだけどね……、今日はいつもよりたくさんたくさん幸せだったの…」
花莉はそう言ってからふふっと笑う。
今日、花莉をデートに連れて行って本当に良かったと改めて感じる。
毎日が幸せ
そう思っていてくれて、よかった。俺も花莉がいてくれる毎日が幸せだ。
「…また行こうな」
「うん…」
「なぁ花莉」
ひとつ聞きたかったことを思い出して花莉を呼ぶ。
「なに…?」
「俺ってお前の中で5歳だったの?」
聞きたかったことはこれ。
迷子放送の時の。
「…あ!あの時は…詩優が迷子になっちゃったから…必死で探してて…っ!!ちょうどサービスカウンターがあったから迷子放送で流してもらおうと思ったんだけど…
17歳、とは言えなくて……」
「それで、5歳の夜瀬 詩優くんになったと」
こくんと頷く花莉。



