ガチャっとドアを開けると、浴槽に浸かる彼女と目が合う。
花莉は小さくなって、足を抱えて座っていて。
浴槽は俺のために半分あけてくれている。
濡れた髪はお団子ヘアになっていて、お湯に浸かっているせいか頬が赤い。
ぱっと先に目を逸らしたのは彼女。
赤い顔で下を向いて、湯船に浮かぶ泡を見ている。
俺もずっと花莉を見ていられなくなって、一呼吸してからどんどん浴室へと足を進めて。シャワーを浴びた。
……お団子ヘアも可愛すぎじゃね?
似合いすぎてんだけど……
もう1回見てぇ、けど……
見たら俺の心臓が破裂する。
いや、でも…見ねぇのはもったいねぇんじゃ……
心臓が破裂してもいいからあともう1回、あともう1回だけ……
なんて自分の中で葛藤しながら急いで頭と体を洗って。
湯船の中……
花莉の隣へ。



