花莉が行きたい場所なら、どこへだって連れていく。
花莉の願いなら全部叶えてあげたくなるんだ。
「どこ行きたいの?」
「えと……水族館とね、映画館と…動物園、に一緒に行きたいの…。ごめんね…どうしても1つに絞れなくて……」
だめ?、と不安そうな表情になる花莉。
…そんなの、断るわけねぇだろ。
逆に、俺と一緒に行きたいって思ってくれることがすげぇ嬉しいんだけど。
「花莉の行きたいとこ、全部行こ。
つーかさ、もっと2人でいろんなとこ行こっか」
考えてみなくても分かるけど…俺らはあんまりデートをしていない。
俺が花莉を誘わねぇのがいけねぇんだけど……。うん。今度からたくさん連れていこう。
「うん!!!」
俺の言葉にぱあぁっと瞳を輝かせて、嬉しそうに返事をする彼女。
それからすぐに注文した寿司が到着。花莉はおいなりさまを食べて更にご機嫌になった。



