愛を贈りたいから〜これからもずっと〜

「聡志・・・。」


「お前がもし、本当にそれでいいんなら構わねぇ。もう神奈川になんか帰らせねぇよ。俺も寮なんかすぐにでも出るから、明日から一緒に暮らそうぜ。」


そう言って、真っすぐに私を見る聡志。


「誰が好き好んで、お前と離れ離れになりたいなんて思う?本当はお前を引っさらって来たかったんだ。明日から、俺の側にいて、俺を支えてくれよ。なぁ由夏!」


「・・・。」


その聡志の視線を避けるように俯く私。なんで、自分があんなこと言ったのに、いざとなったら、私、何も言えなくなっちゃってるの・・・なんで・・・?


「よかった。」


するとまた聡志が一言。その言葉に私はハッと顔を上げる。


「じゃぁ、そうするって言われたらどうしようかと思ってた。」


そう言って一瞬苦笑いすると、聡志は私に聞く。


「今日の試合、敗因なんだと思った?」


「橋上投手のスタミナ切れ・・・。」


「まぁ第一は俺達が大澤を全く打てなかったこと。橋上を完全に見殺しにしてしまったからな。」


「・・・。」


「それから7回の橋上の乱れだよな。スタミナ切れと言っちゃえば、それまでだが、明らかに球威の落ちた橋上にそれまでと同じ投球をさせた俺のリ-ドに問題あり、とは思わなかったか?」


「・・・。」


「試合後のミ-ティングでコ-チに言われちまったよ。『あんなリ-ドしやがって。お前、ピッチャ-としてのライバルの橋上を潰したかったのか』って。」


「そんな・・・。」