「…大きい水筒持って行くの重いし、向こうで買うか」
そう言って相馬くんは苦い顔をする。
運動、嫌いなのかな。
相馬くんの肌は白い。
日に焼けていなくて、黒髪がよく映える。
相馬くんが運動苦手でも不思議じゃなかったし、でもスポーツをする姿も容易に想像できた。
「あの、球技大会はいつあるの?」
「来週の土曜日」
よかった、予定は空いてる。
観に行きたい。
そう言ったら困るかな。
「来るの?」
相馬君が僅かに首を傾けた。
「あ…うん、観に行きたいなって。……迷惑?」
「いや、男だけだからむさ苦しいだけだと思うけど。それでもいいなら俺は別に」
特に気にした様子もなく、相馬くんはフラットに言った。
あぁそれと、と彼は続ける。
「来るなら友達とか連れてきた方がいい。…うちの高校ガラがいいほうじゃないから、鳴宮さんだけだと男子捌けないと思う」
確かに、男子校の球技大会にひとりで行くのは心細い。
かこも誘ってみようかな。
かこは兄弟もいるからタフだし、時折スタッフのバイトをしているくらいイベント好きだ。
学校に着いたら話してみよう。
「友達、誘ってみる」
「俺が言うのもおかしな話だけど。…下手なところ見せられないな」
そう言って首を掻いた相馬くんは年相応の顔をしていて、いつもずっと大人びているから、なんだか可笑しくてむず痒かった。
そう言って相馬くんは苦い顔をする。
運動、嫌いなのかな。
相馬くんの肌は白い。
日に焼けていなくて、黒髪がよく映える。
相馬くんが運動苦手でも不思議じゃなかったし、でもスポーツをする姿も容易に想像できた。
「あの、球技大会はいつあるの?」
「来週の土曜日」
よかった、予定は空いてる。
観に行きたい。
そう言ったら困るかな。
「来るの?」
相馬君が僅かに首を傾けた。
「あ…うん、観に行きたいなって。……迷惑?」
「いや、男だけだからむさ苦しいだけだと思うけど。それでもいいなら俺は別に」
特に気にした様子もなく、相馬くんはフラットに言った。
あぁそれと、と彼は続ける。
「来るなら友達とか連れてきた方がいい。…うちの高校ガラがいいほうじゃないから、鳴宮さんだけだと男子捌けないと思う」
確かに、男子校の球技大会にひとりで行くのは心細い。
かこも誘ってみようかな。
かこは兄弟もいるからタフだし、時折スタッフのバイトをしているくらいイベント好きだ。
学校に着いたら話してみよう。
「友達、誘ってみる」
「俺が言うのもおかしな話だけど。…下手なところ見せられないな」
そう言って首を掻いた相馬くんは年相応の顔をしていて、いつもずっと大人びているから、なんだか可笑しくてむず痒かった。



