生きていくんだ。それでいいんだ。



「・・星野君は優しい子ですね。」


「え・・・・。」


「そこまで思い詰める必要はありません。

・・・カエデさん、すみませんが残りはタッパに入れて頂けますか?」



「はーい!じゃあ丼もらいますねっ!」






「さてと・・。

では星野君。今回の被害者、門田マリさんについて教えて頂けますか?」


「はい・・・って何でもう名前知ってるんですか?」


「ひとまず、昨夜皆さんが調べたところまでは梅田課長から共有頂いています。」


「いつの間に・・。」


「今日も朝から踏切で血まみれの少年に懐かれたので、食欲は一切沸いていませんが、

相棒の仕事ぶりについては興味が沸いていましたからね。」


「それは・・大変でしたね。
ありがとうございます。」


「門田マリさんですが・・

ひょっとして髪はショートカットで、
格好はピンクの部屋着ですか?」


「はい・・・って長くんからも鑑識写真を入手済ですか?」


「・・・・・・・。」


「・・・・・?」