もしかして、わたしと冬舞くんが付き合っていることがもうバレたとか……!? え…うそ…… い、いくらなんでもそれは早すぎだよね……? あー、もう! 分かんない… だいたい、人の下駄箱に手紙入れるのに、自分の名前を書かないなんて、非常識すぎる…! わたしは何がなんだか分からないまま教室へと向かった。 案の定、美優ちゃんと汐音ちゃんから、何かあったでしょ?と教室についた途端に問い詰められた。 だけど、一回ことを整理してから話すから、と言って結局手紙のことは言わなかった。