好き、なんだよ。

しばらく黙って観覧車を見ながらコーヒーを飲んでいると、彼が白い息を吐きながら話し出した。



「2年前の今日、雪が降ってた...」


「うん。降ってたね。粉雪が舞う中、私は掘った。自分の視界に入らないように埋めてしまえばいいって思いながら掘ったんだ...」



思い出すと、胸の奥が痛い。


じわじわと罪悪感が滲んできて、それに蝕まれていく。



「前にも聞いたかもしれないが、もう一度聞く。なんであんなことしたんだ?朽木が他人の物を盗むなんて...しかも埋めるなんて...オレは信じたくなかった」


「ごめん。私はやっぱり最低なやつだ。今思い出してもさいってえだよ」