隣のキミをもっと溺愛、したい。

「サッカーならわかるの?」


「知り合いが
小さいころから習ってて」


鋭さを増す、一ノ瀬くんの瞳が
ちょっとだけ怖い。


「ただの、知り合い?」


「う、うんっ、礼く……、
ただの知り合い!」


礼くんと言いかけて
あわてて顔をそむけると、

一ノ瀬くんが
ぐっと顔を近づける。


わわっ!


「じゃ、こうなったら、
サッカーのルール今すぐ忘れて、
バスケのルールを極めよっ」


有無を言わせぬ一ノ瀬くんの強い瞳に、
コクンコクンとうなづく。


「わ、わかった、がんばるねっ!」


サッカーとバスケのルール、

ごちゃまぜになっちゃうと
混乱しやすいのかな?


はっ!
これは、私の記憶力の問題⁈


「えっと、じゃ、
まずスリーポイントシュートを覚えて……」


「ちょっと待って」