隣のキミをもっと溺愛、したい。

「あ、あの、それで、頼み事って?」


ぐるりと用具室を見回すと、
積み上げられた段ボールが目に入る。
 

用具室の片付け……とか?


視線を感じて顔を上げると、
思い切ったように一ノ瀬くんが口を開く。


「天野、今日ひま?」


「うんっ?」


「じゃ、つきあって」


「……え?」


つ、つきあって?

???

って、それは、え、え、えっー!!!!

脈拍が限界を超えて急上昇!

ドキドキしすぎて、こ、、呼吸が苦しいっ。

も、もうだめだ……

と、思ったところで。

「部活で手伝ってほしいことがあるんだ」

と、甘い笑顔の一ノ瀬くん。


一ノ瀬くんのその一言に顔を上げる。


……へ、部活?

じっと一ノ瀬くんを見つめる。


「部活?」


「うん、部活」


「あ、部活! わかった、部活ね! 
はいっ、部活!」

は、は、恥ずかしいっ!

またやってしまった~!

自意識過剰にもほどがあるっ。

かあっと顔が熱くなって
手のひらで顔をパタパタと仰ぐ。

そっか、そうだよね!

なんだか、この状況に緊張して、
またまたとんでもない勘違いをししまった!

これは、切腹レベルの勘違いっ!