一ノ瀬くんと、
なんとなく一緒に歩いていると
突き刺さる周囲の視線。
「すごいね。一ノ瀬くんのこと、
みんな振り返ってる」
「そう?」
私は注目を浴びることに慣れてなくて
挙動不審になってしまったけど、
一ノ瀬くんは
全然動じることもなく
まっすぐ前を見て歩いていて、
すごいなって思った。
こんなにカッコよくて、
頭もいいなんて羨ましい。
とりあえず10点くらい、
テストの点数分けてほしいな。
そんなことを考えていると、
一ノ瀬くんが肩にかけている
細長いスポーツバッグが目に入った。
なんだか、面白い形をしてる。
「それ、なにが入ってるの?」
「バスケットボール」
「すごいっ! ボール持ち歩いてるんだ!
どこでもバスケが出来ていいね!」
すると困ったように
一ノ瀬くんが答える。
「これは試合用。
さすがに、
いきなりバスケしたりはしないよ」
「あはは、そっか!
でも、まだ部活があるんだね」
塾の男子が話してたのは、
一ノ瀬くんのことだったんだ。
「部活、いつ引退するの?」
「卒業まで、引退しないと思う」
当たり前のように答える一ノ瀬くんに
目を丸くする。
「へっ? そんなことあるの?」
「ん」
「あはっ、すごいね、鬼だっ!
じゃ、受験前日も練習とか?」
なんとなく一緒に歩いていると
突き刺さる周囲の視線。
「すごいね。一ノ瀬くんのこと、
みんな振り返ってる」
「そう?」
私は注目を浴びることに慣れてなくて
挙動不審になってしまったけど、
一ノ瀬くんは
全然動じることもなく
まっすぐ前を見て歩いていて、
すごいなって思った。
こんなにカッコよくて、
頭もいいなんて羨ましい。
とりあえず10点くらい、
テストの点数分けてほしいな。
そんなことを考えていると、
一ノ瀬くんが肩にかけている
細長いスポーツバッグが目に入った。
なんだか、面白い形をしてる。
「それ、なにが入ってるの?」
「バスケットボール」
「すごいっ! ボール持ち歩いてるんだ!
どこでもバスケが出来ていいね!」
すると困ったように
一ノ瀬くんが答える。
「これは試合用。
さすがに、
いきなりバスケしたりはしないよ」
「あはは、そっか!
でも、まだ部活があるんだね」
塾の男子が話してたのは、
一ノ瀬くんのことだったんだ。
「部活、いつ引退するの?」
「卒業まで、引退しないと思う」
当たり前のように答える一ノ瀬くんに
目を丸くする。
「へっ? そんなことあるの?」
「ん」
「あはっ、すごいね、鬼だっ!
じゃ、受験前日も練習とか?」



