「好きだよ、羽衣。
それだけあれば、俺は頑張れる」


耳もとで甘く微笑む一ノ瀬くんに
ドキドキと心臓が大きく波打つ。


ギュッと強く抱きしめられて、

その温かな体温に心が緩んで、
一ノ瀬くんの胸に顔をうずめた。