隣のキミをもっと溺愛、したい。

「え、え、えっと! 

授業中、寝てると起こしてくれて、
そ、それから、ノート、見せてくれて!

あと、
数学のプリントの仕分けも手伝ってくれて。

いつも、すごく優しくて。

あと、えっと、それから…」


「それから?」


一ノ瀬くんの瞳が柔らかく揺れて、
心臓の鼓動がどんどん激しくなって。


一ノ瀬くんにドキドキしすぎて、
本音がこぼれた。



「一ノ瀬くんと一緒にいると、
ドキドキしすぎて、苦しい」


恥ずかしくなって
涙目で一ノ瀬くんを見上げると、

一ノ瀬くんの
甘い笑顔に包まれた。


「好きだよ、天野」


一ノ瀬くんの手のひらが
私の頬に触れて
ドキンと跳びあがったところで、

一ノ瀬くんの甘い瞳が目の前に迫り、

一ノ瀬くんの唇がふわりと
私の唇に重ねられた。


たった、数秒間のはずなのに
とっても長く感じられて

それは、とても甘くて、優しくて。


ほっぺたが熱くなって
涙がにじんだ。

一瞬、唇をはなして
見つめ合うと、

柔らかく笑った一ノ瀬くんと
もう一度、唇を重ね合った。


「俺は誰になにを言われようとも、
天野が隣にいてくれたら
それだけで、いいんだよ」


恥ずかしすぎて
顔をあげられなくて、

コクコクと必死にうなづいた。