隣のキミをもっと溺愛、したい。

【一ノ瀬side】


ホイッスルの音が響く数秒前。


天野の存在を近くに感じて、
力が湧いてくる。


軽く目を伏せると、
そこには輝くような天野の笑顔が浮かぶ。

天野の無邪気な笑顔が見たい。

俺の隣で天野に笑っていてほしい。

いや、ちがう。
俺が、天野を笑顔にする。


待ってろよ、天野。


小さく呟くと、
ボールに向かって走り出した。