隣のキミをもっと溺愛、したい。

一ノ瀬くんのために
勝利祈願のお守りをもらうと、

花々の美しさに背中を押されるようにして、
学校に向かった。


一ノ瀬くんを応援するために
学校に来たけれど
体育館に入るつもりはなかった。

一ノ瀬くんを動揺させたくない。


こっそりと、
どこかで応援できたらいいんだけど。


そんなことを考えながら
キョロキョロしていると、

体育館に向かう一ノ瀬くんを見かけた。


ユニフォームを着た一ノ瀬くんは、
まっすぐに前を向いて
その瞳は強く鮮烈な光を放っている。

迷いのないその姿を見て、確信する。

一ノ瀬くんは、きっと大丈夫。

思いきり自分のプレイができる。


一ノ瀬くん、頑張れ!


心のなかで呟くと、

ポケットのなかのお守りを
ぎゅっと握り締めた。