隣のキミをもっと溺愛、したい。

朝歌にそう伝えて、
お財布を手に廊下にでると、

葉月さんと一緒に歩いている
一ノ瀬くんとすれ違った。


「あのふたり、
次期キャプテン同士なんでしょ」


「ふたりとも背が高いから絵になるね」


「悔しいけど、似合ってるよね」


そんな声がどこかから、聞こえて来る。


胸の奥がギュッと痛み、
2人の姿に目を伏せる。

頭が割れそうに、痛い。


いろいろと
考えすぎちゃったせいかな。


なんだか、ふらふらして
立っていらなくなって、

飲み物は買わずに教室にもどった。


「羽衣、顔色悪いけど大丈夫?」


「頭痛がひどいから、
ちょっとだけ保健室で休んでくるね」


朝歌と叶奈ちゃんに声をかけて
そのまま保健室に向かった。

すこし眠れば良くなるかな。


保健の先生に鎮痛剤をもらって
体を横にすると、
すぐに気持ちのいい睡魔が訪れた。