隣のキミをもっと溺愛、したい。

「本当のことを言うとね、

どうしてあの神社に行ったのかな、とか、
誰と行ったのかな、とか。

混乱していて
全部は思い出せてないの。

朝歌と叶奈ちゃんと行ったような、
でも、そうじゃないような。

その、全然心配するようなことじゃ
ないんだけど」


すると、
しばらく何やら考えていた朝歌が
そろそろと口をひらく。


「あの日、神社のお祭りに行ったのは、
私が誘ったからなの。

私と叶奈と羽衣の三人で
花籠神社の花祭りに行こうって。

でも、すごい人込みで
石段を登ってる途中で、
羽衣とはぐれちゃって」


そこまで言って朝歌が
唇を強くかんだ。