すると混乱した頭に、鋭い痛みが走り
耐えられないその痛みに
頭を抱えてしゃがみこんだ。
なにがあったのか、全然わからない。
思い出そうとすればするほど、
割れそうな頭の痛みが、思考を遮断する。
「もうさ、あんたなんて、
学校来なきゃいいのに」
「そうそう、学校辞めちゃえば?」
意地の悪い笑いに包まれて、
耳をふさいだそのとき。
「いい加減にしてください!」
その場に響いた高い声に
そろそろと、視線をあげる。
私とその先輩たちの間に割って入ったのは
背の高い、ショートカットの後ろ姿。
短いスカートから伸びるのは
細くて長い足。
「先輩たち、男バスの応援団ですよね?
こんなことが顧問の前川にばれたら、
男バスだけじゃなくて
女バスまで練習停止になる。
男バスも女バスも、
選抜控えててすごく大事な時期なんで
ホント勘弁してください」
その女の子が大きな声をだしたので、
ざわりと辺りが騒がしくなった。
周囲の注目を浴びていることに
気づいた先輩たちは
逃げるようにその場を去っていった。
「あ、ありがとう」
背の高いその子に支えられながら
立ち上がると、
その子がためらいがちに低い声をだした。
「余計なことかもしれないけど、
あんまり、あの先輩たちのこと
刺激しないほうがいいと思う。
この前、一ノ瀬と一緒に帰ってたんでしょ?
そういうの、すぐ噂になるから。
保健室、行く?」
「あ、大丈夫」
そのまま、
その子に付き添われて教室までもどった。
耐えられないその痛みに
頭を抱えてしゃがみこんだ。
なにがあったのか、全然わからない。
思い出そうとすればするほど、
割れそうな頭の痛みが、思考を遮断する。
「もうさ、あんたなんて、
学校来なきゃいいのに」
「そうそう、学校辞めちゃえば?」
意地の悪い笑いに包まれて、
耳をふさいだそのとき。
「いい加減にしてください!」
その場に響いた高い声に
そろそろと、視線をあげる。
私とその先輩たちの間に割って入ったのは
背の高い、ショートカットの後ろ姿。
短いスカートから伸びるのは
細くて長い足。
「先輩たち、男バスの応援団ですよね?
こんなことが顧問の前川にばれたら、
男バスだけじゃなくて
女バスまで練習停止になる。
男バスも女バスも、
選抜控えててすごく大事な時期なんで
ホント勘弁してください」
その女の子が大きな声をだしたので、
ざわりと辺りが騒がしくなった。
周囲の注目を浴びていることに
気づいた先輩たちは
逃げるようにその場を去っていった。
「あ、ありがとう」
背の高いその子に支えられながら
立ち上がると、
その子がためらいがちに低い声をだした。
「余計なことかもしれないけど、
あんまり、あの先輩たちのこと
刺激しないほうがいいと思う。
この前、一ノ瀬と一緒に帰ってたんでしょ?
そういうの、すぐ噂になるから。
保健室、行く?」
「あ、大丈夫」
そのまま、
その子に付き添われて教室までもどった。



