硬い表情で病室に入ってくる一ノ瀬くんを
キョトンと見つめる。
「一ノ瀬くん?
どうしてこんなところに?」
「見舞いに、きた」
「一ノ瀬くん、日直なの?」
「そういうわけじゃないけど」
言葉をにごす一ノ瀬くんに、
首をかしげる。
どうして一ノ瀬くんが私のお見舞いに?
「朝歌たちは?」
「来てない」
「一ノ瀬くん、ひとりで来てくれたの?」
小さくうなづく一ノ瀬くん。
んん?
どうして、一ノ瀬くんが?
「ケガ、もう、大丈夫か」
「うん、まだちょっと痛みはあるけど」
「ごめんな、天野」
深く頭をさげた一ノ瀬くんを、
不思議に思う。
「どうして一ノ瀬くんが謝るの?」
一ノ瀬くんの様子が、いつもと違う。
こんなに深刻な顔をしている
一ノ瀬くんを見たのははじめて。
しばらく沈黙が続いて、
一ノ瀬くんが
恐る恐るといった様子で口を開く。
「天野、転んだときのこと、覚えてる?」
礼くんと同じことを
一ノ瀬くんが繰り返す。
「神社の石段から落ちちゃったみたい。
お祭りですごく混んでたんだって。
どんくさくて、参ったよ!」
小さく笑って答えると、
一ノ瀬くんの顔が険しくなった。
「それは、……天野のせいじゃないだろ」
憂いを湛える一ノ瀬くんの綺麗な瞳を
不思議な思いで見つめる。
どうして一ノ瀬くんが、
こんなに悲しそうな顔をしてるんだろう?
キョトンと見つめる。
「一ノ瀬くん?
どうしてこんなところに?」
「見舞いに、きた」
「一ノ瀬くん、日直なの?」
「そういうわけじゃないけど」
言葉をにごす一ノ瀬くんに、
首をかしげる。
どうして一ノ瀬くんが私のお見舞いに?
「朝歌たちは?」
「来てない」
「一ノ瀬くん、ひとりで来てくれたの?」
小さくうなづく一ノ瀬くん。
んん?
どうして、一ノ瀬くんが?
「ケガ、もう、大丈夫か」
「うん、まだちょっと痛みはあるけど」
「ごめんな、天野」
深く頭をさげた一ノ瀬くんを、
不思議に思う。
「どうして一ノ瀬くんが謝るの?」
一ノ瀬くんの様子が、いつもと違う。
こんなに深刻な顔をしている
一ノ瀬くんを見たのははじめて。
しばらく沈黙が続いて、
一ノ瀬くんが
恐る恐るといった様子で口を開く。
「天野、転んだときのこと、覚えてる?」
礼くんと同じことを
一ノ瀬くんが繰り返す。
「神社の石段から落ちちゃったみたい。
お祭りですごく混んでたんだって。
どんくさくて、参ったよ!」
小さく笑って答えると、
一ノ瀬くんの顔が険しくなった。
「それは、……天野のせいじゃないだろ」
憂いを湛える一ノ瀬くんの綺麗な瞳を
不思議な思いで見つめる。
どうして一ノ瀬くんが、
こんなに悲しそうな顔をしてるんだろう?



