そう言うと、宏輝様は
少し眉を上げて驚いた顔を作り、
また笑みを作る。
全て作り物だ。
「んー、俺はね、」
そこで言葉を止める。
首を傾げる。
あ、作ってない笑みをした。
「彼女の為に言わないでおくよ。
きっと、正解だから」
肘をついて楽しそうに俺を見つめてくる。
きっと、くだらない事と
俺と桃華を絡めて楽しんでる。
「なら、桃華が思い出した時に
答え合わせをしましょう」
「うん、そうしよう」
宏輝が一気に酒を煽る。
それに注ぎたすと
自分の分にも注ぎ入れる。
「乾杯をしてなかったね」
そう言うのでおちょこを掲げる。
「そうですね」
宏輝様が笑う。
「俺達の義弟に栄光を、
そして、義弟の組に安定を」
カツンと音がする。
安定も何も、
全て握っているのは妃瀬で、
俺達如月組の日本一も
妃瀬が貸しているだけで、
俺の技量しだいで、
桃華次第で、
全てが崩れ落ちるかもしれない。
そんな皮肉を込めた乾杯を
俺は共にあげる。
少し眉を上げて驚いた顔を作り、
また笑みを作る。
全て作り物だ。
「んー、俺はね、」
そこで言葉を止める。
首を傾げる。
あ、作ってない笑みをした。
「彼女の為に言わないでおくよ。
きっと、正解だから」
肘をついて楽しそうに俺を見つめてくる。
きっと、くだらない事と
俺と桃華を絡めて楽しんでる。
「なら、桃華が思い出した時に
答え合わせをしましょう」
「うん、そうしよう」
宏輝が一気に酒を煽る。
それに注ぎたすと
自分の分にも注ぎ入れる。
「乾杯をしてなかったね」
そう言うのでおちょこを掲げる。
「そうですね」
宏輝様が笑う。
「俺達の義弟に栄光を、
そして、義弟の組に安定を」
カツンと音がする。
安定も何も、
全て握っているのは妃瀬で、
俺達如月組の日本一も
妃瀬が貸しているだけで、
俺の技量しだいで、
桃華次第で、
全てが崩れ落ちるかもしれない。
そんな皮肉を込めた乾杯を
俺は共にあげる。


