「もー、こっち見ないで」
そう言って私を抱きしめる一条くん。
何度、抱きしめられたか。
そのたびに、『好き』の気持ちが大きくなる。
腕の中で『大好きだよ』と呟く。
一条くんは何も言わないけど、抱きしめる力が強くなる。
「葉山さん」
「うん?」
腕の中で一条くんと会話をする。
「このネックレスの作り方、教えて?」
「えっ?」
「俺も葉山さんに作りたい」
それは。
お揃いってこと?
それとも。
「永遠に離さない、ってこと?」
「……っ」
少し意地悪を言ってみたけれど。
一条くんは、それ以上に意地悪で。



