一条くんは、袋からネックレスを取り出す。
「これ……。ラピスラズリ?」
「そうだよ」
一条くんは微笑んだまま、私の手にネックレスを乗せる。
え、要らない、ってこと……?
気に入らなかったのかな。
私が戸惑っていると、一条くんは、
「ネックレス、かけてよ」
と、笑顔で言う。
私が、一条くんにネックレスを……?
ん、と頭を差し出してくる一条くん。
恥ずかしさをこらえながら、私は一条くんの首にネックレスをかけた。
「似合ってる?」
「うんっ」
一条くんの手が私の頭を撫でる。
「作ってくれて、ありがとう。嬉しい」
「つ、つけてくれてありがとっ!」
一条くんの顔を見ることが出来ない。
こんなにも優しい目で見つめられたら、照れる。



