恐怖症、克服しますっ!



「落ち着いた?」

「うん」



一条くんは、ぽんぽん、と私の頭を撫でてくれた。



「チラシ、配りに行こうか?」

「うんっ。行く!」



落ち着いた私は、一条くんの横に並んで歩き出す。


チラシを配ってくれる一条くんを見て思う。

今は、友達として隣を歩いているけれど。

いつかは、恋人として隣を歩きたいな。

って……。


だから、今は夢を見させてください。

そう願いながら、私もチラシを配る。




色々あったけれど、文化祭1日目が終わる。

とても濃い1日だった。


明日も午前中は、クラス店で盛り上がって。

午後はダンスを思いっきり踊って。


そして、想いを伝えるんだ……。