一通り校内を回って、私たちはクレープを片手に作戦会議を始めた。 明日のダンスの宣伝について。 「やっぱり、校内回りながら歩く?」 「校門前だったら、多くの人に渡せそう……」 「ステージの近く……?」 頭を悩ませる。 どこで配れば、沢山の人にチラシが回るのか。 考えている間に、時間がどんどん過ぎていってしまう。 ああ。 どうしようっ。 「葉山さん?」 後ろから、突然声をかけられ、驚く。 振り返ると、一条くんが立っていた。