恐怖症、克服しますっ!




よく見れば、紙袋の外側に、マジックで『葉山 美桜』と名前が書かれていた。


手に持っている、リボンのヘアアクセサリー。

髪の毛の長い、私と千夏はヘアゴム。

髪の毛の短い葵はカチューシャ。



これって、もしかして。



「清水さんの手作り……?」

「……悪い!?」



そっぽをむく清水さん。


さっきまで、リボンを眺める私たちを少し不安そうに見ていたの、気がついていたよ。




「清水さんっ」

「だからなに!?」




ようやく、こっちを向いてくれた清水さんにお礼を言う。



「ありがとうっ! 清水さん、凄いね! 裁縫もできるんだねっ!」

「……葉山さんほどじゃ、ないけど」



少し小さくなった声。


照れているのが分かる。