恐怖症、克服しますっ!




なかなか返事をしない七瀬さんは顔を暗くした。

その顔を見て私は、


「ごめんなさい……」


と、謝ることしかできなかった。

せっかく、七瀬さんが話しかけてくれたのに。

七瀬さんと友達になりたいな、と思ったばかりだったのに。

七瀬さんに、暗い顔をさせるなんて。


でも。

一緒に踊ることは出来ないよ……。


「なんで?」


なんでって聞かれても。

これ以上、注目を浴びたくないから。

なんて言えない。

七瀬さんとは、仲良くなりたいって思うけど。


……自分の気持ちが分からなくなってきた。